埼玉県川口市 JR川口駅近く 徒歩3分のクリスタルデンタルクリニック

【そごう川口店より移転いたしました】JR川口駅近く徒歩3分の歯医者 日曜祝日も診察

クリスタルデンタルクリニックブログ ≫ 秋の味覚と噛み方のクセ|川口市の歯医者クリスタルデンタ... ≫

秋の味覚と噛み方のクセ|川口市の歯医者クリスタルデンタルクリニックが解説する顎関節への影響

秋の味覚1_コピー

秋になると、食卓には季節の恵みが豊富に並びます。柿や梨、りんごなどの果物、栗や銀杏、くるみなどの木の実、ごぼうやれんこん、さつまいも、かぼちゃ、きのこ類…。川口市や埼玉県でも梨やさつまいもは秋の代表的な味覚として親しまれています。
これらの食材は「噛む楽しみ」を与えてくれる一方で、噛み方のクセがあるとお口の健康に負担をかけてしまうことがあります。
今回は、秋の味覚と噛み方の関係、顎関節症のリスク、そして日常生活での工夫について、わかりやすく詳しくご紹介します。
 

硬い食べ物を片側で噛むとどうなる?

柿や梨、りんごを丸かじりするとき、無意識に「いつも同じ側」で噛んでいませんか?栗やごぼう、れんこんも噛みごたえがあるため、咀嚼の偏りが出やすい食材です。
片側噛みのクセは、次のようなリスクをもたらします。

  • 顎関節への負担:関節にかかる力が不均等になり、カクカクと音がしたり痛みにつながることがあります。

  • 歯のすり減り・破折:硬いものを同じ歯で噛み続けると摩耗やヒビが入りやすくなります。

  • 歯周病や虫歯リスク:使わない側は唾液の作用が弱まり、汚れが残りやすくなります。

  • 顔のゆがみ:咀嚼筋のバランスが崩れ、フェイスラインに左右差が出ることもあります。

 

柔らかいのに食べにくい秋の食材

一方で、秋には「柔らかいのに食べにくい」食材もあります。

  • 熟した柿:とろけるように柔らかいが、歯や義歯にくっつきやすい。

  • 煮りんご・コンポート:柔らかいのに繊維が残り、歯の間に挟まりやすい。

  • かぼちゃやさつまいもの煮物:ホクホクしているが、口の中でまとまりにくく、飲み込みにくさを感じる人も。

  • 里芋・山芋:ねっとりして舌や義歯に付着しやすい。

  • きのこの煮物:柔らかい繊維が喉に残ることがあり、嚥下機能が弱っている方には負担に。

つまり、食べやすさは「硬さ」だけでは決まりません。噛む力だけでなく、舌や頬の動き、飲み込む力(嚥下機能)も大切です。
 

咀嚼と全身の健康の関係

噛むことはお口の健康だけでなく、全身の健康にも影響します。

  • 唾液分泌の促進:唾液には自浄作用・抗菌作用・消化酵素が含まれ、虫歯や歯周病予防に役立ちます。

  • 肥満や糖尿病予防:よく噛むことで満腹中枢が刺激され、食べ過ぎを防ぐ効果があると報告されています(国立健康・栄養研究所, 2019)。

  • 脳の活性化:噛むことが記憶力や集中力の維持に役立つことも知られています。

秋の味覚を楽しむことは、歯の健康だけでなく体全体の健康にもつながります。
 

年代別にみる「噛み方」の注意点

子ども

片側噛みを続けると、顎の成長や歯並びに影響することがあります。成長期にバランスよく噛む習慣を身につけることが大切です。

大人

デスクワークやストレスで無意識に食いしばりが強くなる傾向があります。片側噛みと重なると顎関節症のリスクが高まります。

高齢者

入れ歯の不具合や噛む力の低下により、硬いものはもちろん、柔らかいものでも「くっつく」「まとまりにくい」といった困りごとが増えます。噛みにくさを放置せず、義歯調整や食材の工夫を取り入れることが重要です。
 

日常生活でできる「噛み方改善」トレーニング

  • 左右交互にガムを噛む練習

  • 鏡で自分の咀嚼を観察する

  • 一口30回を目安に噛む習慣をつける

  • 硬い食材は小さく切って両側で噛む

小さな工夫でも片側噛みの改善につながります。
 

顎関節症について

顎関節症は「顎がカクカク鳴る」「顎が痛い」「口が開きにくい」といった症状を含む病気です。
特に「音だけがする」ケースは少なくなく、日本顎関節学会の調査では成人の3割前後が経験すると報告されています。
音そのものを完全に消す治療法は確立されていませんが、痛みや開口障害がなければ保存療法で経過をみてよいとされています(日本顎関節学会 治療指針, 2020)。
 

当院でできること

クリスタルデンタルクリニックでは、以下の保存的治療を中心に行っています。

  • マウスピース(ナイトガード):透明のマウスピースを上顎につけて睡眠時の無意識の歯ぎしりや食いしばりを和らげます。

  • 咬合調整:詰め物や被せ物の高さを整えて噛み合わせを改善します。

  • 生活習慣のアドバイス:片側噛みの改善や食べ方の工夫をお伝えします。

症状が強い場合には、大学病院の口腔外科などと連携して治療にあたります。
 

補助的な治療について

近年では、歯ぎしりや食いしばりによる顎の疲れや筋肉のこわばりに、ボツリヌストキシン治療(ボトックス注射)が補助的な選択肢として使われています。
筋肉の緊張を和らげることで「顎の疲れや痛み」を軽減できる場合があり、国内研究でも一定の効果が報告されています(厚生労働科学研究班, 2021)。
こちらは保険ではなく、自由診療となります。関心のある方にはカウンセリング時にご案内していますのでお気軽にご相談ください。
 

健康な歯で秋を楽しむために

秋は硬い食材も柔らかい食材も味わい豊か。けれども噛み方のクセを放置すると、顎関節や歯に負担がかかり、将来的なトラブルにつながることもあります。
「音が鳴るのが気になる」「噛みにくい食材が増えてきた」など、気になることがあればお気軽にご相談ください。
虫歯やインプラント、セラミック、マウスピース矯正、ホワイトニング、ボツリヌストキシン治療など、お口のことでお困りごとがございましたら、川口駅近く徒歩3分、提携駐車場(1時間15分まで補助あり)、3時間まで無料の駐輪場も近くにございますクリスタルデンタルクリニックまでお越しください。
 

2025年10月06日 17:00

そごう川口店より移転

クリスタルデンタルクリニック

〒332-0017
埼玉県川口市栄町3-8-4 石井ビル2階

0120-91-6482

受付時間:午前 10:00~12:30 / 午後 月・火・水・祝日 15:00~18:00、木 15:00~16:30、土・日 15:00~18:30
休診日:金曜日・年末年始・お盆など

診療時間の変更などは、Googleカレンダーで最新情報をご確認いただけます。
ストリートビューはこちら

モバイルサイト

クリスタルデンタルクリニックスマホサイトQRコード

スマートフォンからのアクセスはこちら