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【夏野菜で歯を守る?暑い時期に増えるお口のトラブルと簡単セルフケア】

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夏は楽しいイベントが多い反面、体調や生活リズムが乱れがちな季節です。
実はこの時期、気づかぬうちに歯やお口に不調が起こりやすくなることをご存じですか?
暑さに加え、冷たい食べ物・飲み物の影響、栄養バランスの崩れなど、さまざまな要因が重なることで、虫歯や知覚過敏、歯ぐきの腫れなどが起こりやすくなります。
今回は、そんな時期に注意したい歯科疾患と、その予防に役立つ夏の食材・生活習慣をご紹介します。
 

知覚過敏(冷たいものがしみる)

暑い日が続くと、冷たい飲み物やアイスを口にする機会が増えますよね。
ところが、歯の表面がすり減っていたり、歯ぐきが下がっていると、象牙質が露出して「キーン」としみる知覚過敏が起こりやすくなります。

 対策と心がけ

・歯をゴシゴシ磨かず、柔らかいブラシで優しく磨く
・知覚過敏用の歯みがき粉を使う
・冷たいものはゆっくり口に含んでから飲むなどの工夫も◎

旬のおすすめの食べ物

とうもろこし、枝豆、モロヘイヤなどはカルシウムやマグネシウムが豊富で、歯の再石灰化をサポートしてくれます。
 

虫歯の進行・再発

お子さまの夏休みが始まると、生活リズムが変わってしまうこの時期。甘い飲み物や間食の頻度が増え、虫歯菌にとっては絶好の環境となります。大人でも、ジュースや炭酸飲料の習慣が虫歯のリスクを高めてしまいます。

対策と心がけ

・飲食の後はすぐに水でうがい
・夜の歯みがきは丁寧に、フロスや仕上げ磨きも活用
・ダラダラ食べを避け、食事と間食の時間をはっきり分ける

旬のおすすめの食べ物

オクラやゴーヤ、ミニトマトなどはビタミンや食物繊維が豊富で、お口の中のpHバランスを整える効果が期待できます。
 

歯ぐきの腫れや出血(歯肉炎・歯周病)

夏バテ、寝不足、冷え…そんな状態が続くと、免疫力が下がり歯ぐきが炎症を起こしやすくなります。
また、冷房の効いた部屋に長時間いることによる体の冷えも、知らないうちに血行不良や抵抗力の低下につながります。

対策と心がけ

・十分な睡眠と栄養を心がけ、疲れをためこまない
・よく噛んで食べることで唾液の分泌を促す
・体を冷やしすぎないよう、温かい飲み物や湯船入浴も効果的

夏におすすめの食べ物

しそ、ミョウガ、しょうがなどの薬味は、抗炎症作用や殺菌効果があり、歯ぐきの健康を助けてくれます。
 

口内炎

疲れや栄養不足、ストレスが原因となりやすい口内炎。乾燥したエアコンの空気や水分不足も、口の中の粘膜にダメージを与えます。


対策と心がけ

・1日3食、バランスの取れた食事を心がける
・こまめな水分補給で口の中を乾燥させない
・ビタミンB群(特にB2・B6)を意識して摂取することが、粘膜の修復や炎症の予防に効果的です。


旬のおすすめの食べ物

ピーマン、パプリカ、なす、かぼちゃなどのカラフルな夏野菜は、ビタミンB2・B6が豊富に含まれ、口内炎の予防・改善に役立ちます。
また、うなぎや豚肉、卵、納豆などもビタミンB群が豊富で、積極的に取り入れたい食材です。

 

親知らずの腫れ・痛み(智歯周囲炎)

夏休み中に親知らずの抜歯を検討される方が増える一方、腫れや痛みが出てから来院されるケースも多く見られます。
親知らず周辺は歯ブラシが届きにくいため、食べカスや汚れがたまりやすい場所です。

対策と心がけ

・デンタルフロスや歯間ブラシを使ってしっかりケア
・うずく、違和感がある場合は我慢せず早めに受診を

旬のおすすめの食べ物

なす、ズッキーニ、きゅうりなどの食物繊維の多い野菜はよく噛むことになり、唾液の分泌を促進。口内の自浄作用を高めます。
 

季節の野菜と生活習慣で、歯を元気に夏を乗り切ろう

暑さに加え、生活リズムや食習慣の変化で、お口の中にも負担がかかりやすい時期です。
ですが、旬の野菜をうまく取り入れることで、体の内側からお口の健康をサポートすることができます。
「最近しみる」「ちょっと違和感がある」そんな小さなサインも、夏のトラブルの始まりかもしれません。
違和感を見逃さず、日頃のケアと定期的な歯科チェックで、大切な歯を守っていきましょう。
 暑さで歯医者通いもついおっくうになりがちですが、こんな時期だからこそしっかり検診、おそうじ、メインテナンスをお忘れなく!(^^)!
皆さまのご来院をお待ちしております。

虫歯やインプラント、セラミック、マウスピース矯正、ホワイトニングなど、お口のことでお困りごとがございましたら、川口駅近く徒歩3分、提携駐車場(1時間15分まで補助あり)、3時間まで無料の駐輪場も近くにございますクリスタルデンタルクリニックまでお越しください。
 
 
2025年07月01日 10:00

ちょこちょこ食べは要注意!虫歯予防デーに見直したい習慣

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6月4日は「虫歯予防デー」、そして6月4日から10日までは「歯と口の健康週間」です。この時期は、ふだん何気なく続けている生活習慣を見直すチャンス。特に注意していただきたいのが、「ちょこちょこ食べ」です。

ちょこちょこ食べってなに?

「ちょこちょこ食べ」とは、決まった食事時間以外に何度も食べ物や飲み物を口にする習慣のこと。たとえば、テレビを観ながらお菓子をつまんだり、お仕事中隙間時間での「ながら食べ」、コーヒーや甘い飲み物を何度も飲んだりする行為が該当します。
実はこの「ちょこちょこ食べ」、虫歯の大きな原因の一つなんです。

なぜちょこちょこ食べが歯に悪いの?

口の中では、食べ物を摂取すると酸が発生し、歯の表面(エナメル質)が溶け始めます(脱灰といいます)。しかし、時間が経つと唾液の働きで酸が中和され、再び歯が修復されていきます(再石灰化)。
このサイクルには時間が必要ですが、ちょこちょこ食べをしてしまうと、口の中がずっと酸性の状態になり、歯が修復する暇がありません。これが虫歯のリスクを大きく高めてしまうのです。
特に注意が必要なのは、以下のようなケースです。
  • ・甘いお菓子を一日中ちょこちょこ食べる

  • ・甘い飲み物(清涼飲料水・スポーツドリンク・カフェラテなど)を何度も口にする
    ・食事の時間をしっかり切り分けず、何かをしながらその合間に食事を済ませてしまう

  • ・食事の合間に頻繁にガムや飴をなめる

これらの習慣は、見た目に歯がきれいでも知らないうちに虫歯が進行していることもあります。

食べたあと、すぐに歯磨きできないときは?

お仕事や外出先で、食後すぐに歯を磨けない場面も多いですよね。そんなときは、以下のような工夫を取り入れてみてください。
  • ・お水やお茶で口をゆすぐ:食後にお水や無糖のお茶で口をゆすぐだけでも、酸の中和を助け、食べかすを洗い流すことができます。
  • ・キシリトール入りのガムを噛む:唾液の分泌を促進し、虫歯菌の働きを抑える効果が期待できます。
  • ・間食の回数を減らす:どうしてもおやつを楽しみたい場合は、時間を決めてまとめて食べるようにしましょう。
つまり、「何を食べるか」だけでなく、「どう食べるか」も虫歯予防ではとても大切です。
ちょこちょこ食べ+油断=虫歯の進行
「ちょこちょこ食べをしていても、歯が痛くないから大丈夫」と思っていませんか?虫歯は初期段階では痛みが出ないことが多く、自分では気づきにくいのが特徴です。
そこで重要なのが定期的な歯科検診です。
虫歯や歯周病は、進行してから治療するよりも、早期に見つけて予防的に対処することが最も効果的です。特に、ちょこちょこ食べの習慣がある方は、虫歯リスクが高いため、定期検診でプロのチェックとクリーニングを受けることを強くおすすめします。
 

虫歯予防デーを機に、生活習慣と歯科検診を見直してみませんか?

虫歯は放っておくと進行し、痛みや治療の負担だけでなく、大切な歯を失う原因にもなります。虫歯予防デーをきっかけに、「ちょこちょこ食べ」の習慣を見直し、定期的な歯科検診を生活の一部に取り入れることが、将来のお口の健康を守る第一歩です。
当院では、患者さま一人ひとりの生活スタイルに合わせた予防ケアや、ちょこちょこ食べ対策のアドバイスも行っております。お気軽にご相談くださいね。
 
虫歯やインプラント、セラミック、マウスピース矯正、ホワイトニングなど、お口のことでお困りごとがございましたら、川口駅近く徒歩3分、提携駐車場(1時間15分まで補助あり)、3時間まで無料の駐輪場も近くにございますクリスタルデンタルクリニックまでお越しください。
 
 
2025年06月02日 19:00

歯周病ってどんな病気?放っておくとどうなるの?

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「歯周病=年配の病気」ではありません。20〜30代から始まるリスクにもご注意を!

「歯周病って、お年寄りがなる病気でしょ?」
そう思っていませんか?
実は今、20代〜30代でも歯周病になる方が増えています
歯周病は、年齢に関係なく誰でもかかる可能性のある「感染症」なのです。
 

■ そもそも歯周病とは?

歯と歯ぐきの間に細菌がたまることで、炎症が起こり、やがて歯を支える骨が溶けていく病気です。
初期には歯ぐきの腫れ、出血、口臭などの症状が出ますが、痛みが少ないため自覚しにくく、知らないうちに進行してしまいます。
重度になると、歯がぐらついたり、最悪の場合は歯を失うこともあります。
 

■ 若くても歯周病になる理由

特に20代・30代の方に増えているのが「若年性歯周炎」。
その背景には、現代ならではの生活習慣が関係しています。

 食生活の乱れ

コンビニ食・外食が多く、ビタミン不足になると歯ぐきの免疫力が低下します。

 睡眠不足・ストレス

免疫力が落ちることで、歯周病菌が繁殖しやすくなります。

 飲酒・喫煙

アルコールやタバコは唾液の分泌を抑え、口内が乾燥しやすくなり、細菌が増えやすくなります。

「ながら磨き」

スマホなどを見ながらの“ながら磨き”は、磨き残しが多くなりがちです。
歯と歯ぐきの境目に汚れが残ると、歯ぐきの腫れや炎症が進行してしまいます。
 

■ 歯周病菌は虫歯菌とちがう

歯周病を引き起こす主な菌は「ポルフィロモナス・ジンジバリス」などの嫌気性菌。
歯ぐきのすき間(歯周ポケット)に潜み、毒素を出して組織をじわじわ壊していきます。
一方、虫歯の原因である「ミュータンス菌」は歯の表面を溶かすタイプ。
つまり、歯周病と虫歯は別物で、原因菌もまったく異なるのです。
 

■ 歯周病を放っておくと…

●歯を失う
●心筋梗塞や脳梗塞
●糖尿病の悪化
●妊娠中の早産や低体重児出産
●誤嚥性肺炎のリスク上昇


このように、歯周病は全身の健康にも影響を与える疾患です。

 

■ 歯医者でできる歯周病治療

軽度の場合

スケーリング(歯石取り)で炎症の原因を除去します。

中等度〜重度の場合

ルートプレーニング」という処置を行います。
歯ぐきの奥に入り込んだ汚れや毒素を、専用の器具で歯の根の表面から削り取り、なめらかに整えることで、細菌が再び付着しにくい状態にします。
処置中は麻酔を使いますので、痛みはほとんどありません
場合によっては、歯周外科処置が必要となることもあります。
 

■ 歯周病の予防に今すぐできること

●歯と歯ぐきの境目を意識してていねいにブラッシング
●「ながら磨き」をやめて、鏡を見ながら磨く
●フロスや歯間ブラシの習慣化
●栄養バランスの良い食事
●禁煙・節酒
●歯科医院での定期的なメンテナンス(3〜6ヶ月ごと)
●電動歯ブラシや、歯周病対策のうがい薬を取り入れるのもおすすめです。

■ 今こそ、歯ぐきケアを始めよう

「まだ若いし大丈夫」と思っていても、歯周病は「静かに進行する“沈黙の病気”」です。
大切なのは、歯ぐきの違和感を見逃さず、早めにケアすること
そして、将来も健康な歯と笑顔で過ごせるように、今から予防をはじめていきましょう。
歯ぐきの腫れや出血、口臭が気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。
 
 
2025年05月07日 10:00

食いしばりでお悩みの方へ 〜歯科のボツリヌストキシン治療〜

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「朝起きるとアゴがだるい…」「歯がすり減ってるって言われた…」そんなお悩みはありませんか? 無意識のうちにギュッと食いしばる癖があると、歯やアゴに大きな負担がかかり、さまざまな不調の原因に。
当院では、そんな食いしばりや歯ぎしりの負担を軽減するために、ボツリヌストキシン治療を行っています。 美容で使われるイメージが強いですが、実は歯科でも役立つんです! 今回はそボツリヌストキシン治療ついてわかりやすくご紹介します。
 
ボツリヌストキシン治療って?
ボツリヌストキシンは、筋肉の過度な緊張をやわらげる働きを持つ製剤です。 「ボツリヌス菌」と聞くとビックリするかもしれませんが、実際に使うのは無毒化された安全なものなのでご安心ください。
この製剤を食いしばりの原因となる「咬筋(こうきん)」に注射すると、筋肉の緊張がやわらぎ、歯やアゴへの負担が軽くなります。これを「エラボトックス」治療といいます。
また、当院でのボツリヌストキシン治療は、あくまで食いしばりを軽減するための歯科治療です。結果的に小顔効果が出ることもありますが、それが目的ではありませんのでご了承ください。
 
「ボトックス」と「ボツリヌストキシン」の違いって?
「ボツリヌストキシン治療」って聞くと、「ボトックスとどう違うの?」と思う方もいるかもしれません。
実は、ボトックスはボツリヌストキシン製剤の一種で、商品名なんです。 いろいろなメーカーからボツリヌストキシン製剤が販売されていますが、基本的な効果は同じ。 当院では、安全性と効果を考慮して、希釈するタイプでなく、原液をそのまま使える製剤を選んでいます。
 
原液タイプのボツリヌストキシンを使用するメリット
ボツリヌストキシン治療には、粉末を希釈して使用するタイプ原液のまま使用するタイプがあります。当院では、効果の安定性と安全性を重視し、原液タイプを採用しています。
原液タイプのメリットは次のとおりです。
安定した効果が期待できる
  • すでに適切な濃度で製造されているため、施術ごとの濃度のばらつきがなく、毎回安定した効果が得られます。
効果が出やすい
  • 希釈の影響を受けにくいため、必要な部位にしっかりと作用しやすく、治療効果を実感しやすくなります。
余計な手を加えない分、安全性が高い
  • 希釈時に生じる可能性のある細菌汚染や成分の変質のリスクを減らし、より衛生的に施術できます。
保存状態が一定で品質が保たれる
  • 施術直前に希釈する必要がないため、メーカーが定めた適切な状態のまま使用できます。
施術時間が短縮できる
  • 希釈の工程がないため、スムーズに施術が進み、患者さんの負担も少なくなります。
当院では、食いしばり治療に適した方法を選び、安全で効果的な治療を提供しています。

 安心して受けられる治療です
ボツリヌストキシン治療は、食いしばりによる負担を軽減し、歯やアゴの健康を守るための自由診療です。
食いしばりの負担を軽減!短時間で受けられる!安全な製剤を使用!
「もしかして私も食いしばってるかも?」と思ったら、お気軽にご相談ください。 一緒に、お口の健康を守る方法を考えていきましょう!
詳細は当院TOPページと以下URLに掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。

 
詳しくはこちら 
↓  ↓  ↓
[ボツリヌストキシン治療について]
 
虫歯やインプラント、セラミック、マウスピース矯正、ホワイトニングなど、お口のことでお困りごとがございましたら、川口駅近く徒歩3分、提携駐車場(1時間15分まで補助あり)、3時間まで無料の駐輪場も近くにございますクリスタルデンタルクリニックまでお越しください。
 
2025年03月24日 00:00

パノラマ(パントモ)とデンタル、CTの使い分けについて〜安心して受けられるレントゲン検査とは〜

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歯医者さんで「パノラマ(パントモ)」「デンタル」「CT」といった言葉を耳にすることがあるかと思います。これらの検査はいわゆるレントゲン撮影のことで、歯や顎の状態を詳しく調べるために必要なものですが、レントゲンと聞くと「被曝が心配…」「どれくらい体に影響があるの?」と不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。今回は、それぞれの検査の違いや役割、そして安心して検査を受けていただけるよう、放射線量についても詳しくお話ししたいと思います。

パノラマ(パントモ)って何?
パノラマ(パントモ)は、オルソパントモグラフィーの略で、上下の歯や顎全体を一度に撮影できるX線検査です。親知らずの位置や歯の根の状態、顎の骨の様子を確認するのに役立ちます。
パノラマでわかること:
  • 親知らずの位置や状態
  • 顎の骨や歯茎の健康状態
  • 大きな虫歯や歯周病
パノラマの被曝量はとても少なく、約0.01〜0.02ミリシーベルトと言われています。これは、私たちが1日外で過ごしているときに自然に浴びる放射線量とほぼ同じくらいです。ごく短時間で終了するので、日常生活と比べてもほとんど違いがありません。
 
デンタルってどういう検査?
デンタルは、デンタルエックス線写真のことで、特定の歯を詳しく撮影する検査です。例えば、根管治療(歯の神経の治療)の際や、虫歯の深さを正確に確認したいときに使われます。
デンタルでわかること:
  • 虫歯の進行状況
  • 歯根や周囲の骨の状態
  • 歯周病の進行度
デンタルの被曝量は、パノラマよりもさらに少なく、約0.005ミリシーベルトです。これも自然に受ける放射線量とほぼ同じなので、安心して受けていただけますね。
 
CTって何?
CTは、Computed Tomography(コンピュータ断層撮影)のことで、体の断面を撮影したものをコンピュータで再構成し、歯や顎、周囲の神経や血管の位置を三次元的な画像で確認できる検査です。特に、インプラント治療や外科的な処置が必要な場合に、骨の状態や神経の位置を正確に把握するために使われます。
CTでわかること:
  • インプラント手術前の骨や神経の状態
  • 埋まっている歯や顎関節の異常
  • 顎骨の内部の構造
CTの被曝量は約0.1〜0.2ミリシーベルトです。この量は、飛行機で長時間フライトをしたときに浴びる放射線量とほぼ同じ程度です。歯科で使用するCTは、被曝を最小限に抑える工夫がされているため、安全に受けていただけます。
 
被曝に対する安心情報
「X線検査」と聞くと被曝が怖いと感じる方も多いかもしれませんが、実際には、私たちが日常的に受ける自然放射線と同じか、それ以下の量です。例えば、パノラマやデンタルは、外に1日いる間に浴びる放射線量とほぼ同じですし、CTも飛行機に乗っている間に受ける放射線量と同程度です。最新の歯科機器では、被曝量ができる限り少なくなるように設計されていますので、どうぞご安心ください。
 
撮影を控えた方が良い場合
一方で、撮影を控えた方が良い場合もあります。以下のような方は、事前に歯科医師とご相談ください。
1. 妊娠中の方 妊娠初期の方は、特に放射線への配慮が必要です。緊急時を除いて、X線検査はできるだけ避けた方が良いですが、どうしても必要な場合は、専用の防護エプロンを使って最小限の被曝で検査が行われます。
2. 体調が優れない方 風邪や発熱など、体調不良時は無理せず検査を延期した方が良い場合があります。体調が整ってからの検査が望ましいと思われます。
3. 小さなお子さん 小さな子どもでも必要に応じてX線検査が行われますが、歯科医師が最小限の被曝で済むように配慮して検査を行います。保護者の方が気になることがあれば、遠慮なくご相談ください。
 
歯医者でのレントゲン撮影はあまり心配せずにお受けください
パノラマ(パントモ)、デンタル、CTは、それぞれ異なる役割を持ち、診断や治療に欠かせない大切な検査です。放射線量も非常に少なく、日常生活と比べてもほとんど変わりませんので、安心して受けていただけます。ただし、妊娠中の方や体調不良時には、医師と相談しながら検査のタイミングを調整することも必要になってきます。不安な点があれば、いつでも歯科医師にご相談ください。しっかりとサポートいたしますので、安心して検査を受けて、より的確な治療を受けましょう。

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2024年09月24日 16:00

美しい歯並びと自然な笑顔~マウスピース矯正とセラミック治療で実現するバランスの取れた口元~

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美しい笑顔は、周りの方に健康的で魅力的な印象を与えるだけでなく、自信を引き立てる大切な要素です。笑顔の美しさには歯並びや歯の色・形などが、影響しますよね。ただ真っ白な歯や完璧な歯並びを追求することだけがすべてではありません。本来、私たち一人ひとりが持つ「個性」が、自然で魅力的な笑顔を作り出す大きな要素となるのです。
歯科医療の進歩により、歯を美しく整えるための治療法は多岐にわたります。中でも「マウスピース矯正」と「セラミック治療」は、今、かなりメジャーな治療法になっています。今回は、これらの治療法を通じて、バランスの取れた美しい笑顔を実現する方法についてご紹介します。

マウスピース矯正で整える自然な歯並び
マウスピース矯正は、透明なプラスチック製のマウスピースを用いて歯並びを整える矯正治療です。従来のワイヤー矯正に比べて目立ちにくく、取り外しが可能なため、食事や歯磨きも普通にできます。特に、治療中の見た目を気にすることなく、自然な感じで歯並びを改善できる点が大きな魅力です。
美しい歯並びは、見た目の美しさだけでなく、噛み合わせのバランスを良くし、健康的な口腔環境を保つことにもつながります。歯並びが整うことで、歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病の予防にも役立ちます。また、マウスピース矯正は無理のない矯正で、自然な歯の動きを尊重するため、痛みが比較的少なくワイヤー矯正よりは快適に治療を進めることができます。

セラミック治療で実現する理想的な歯の形と色
セラミック治療は、歯の色や形を調整する審美治療の一つで、自然な歯に近い色調や質感を再現できるので、非常に自然な仕上がりが期待できます。歯が欠けたり、変色してしまった場合でも、セラミックで作られたクラウンやラミネートベニアを使用することで、理想的な形と色に整えることができます。
多くの患者さまが「もっと白く美しい歯を手に入れたい」と望まれますが、理想的な美しさは必ずしも真っ白な歯に限りません。肌の色や唇の色、顔全体との調和を大切にして、その人に最も自然で美しい歯を提案することが重要です。当院では、患者さま一人ひとりの特徴に合わせて、最適な歯の色や形を提案し、自然な美しさを引き立てる治療を行っています。
セラミック治療では、左右対称に整えた形だけでなく、患者さまの顔立ちや表情に調和する自然な歯の形も大事にしています。完璧な形だけを目指すのではなく、その人らしい歯を大切にしながら、笑顔全体のバランスを整えていくことが、より魅力的な笑顔を作る鍵となるでしょう。

スマイルラインの重要性
スマイルラインとは、笑ったときに上唇の縁と上の前歯の先端を結ぶラインのことです。理想的なスマイルラインは、上唇の曲線と歯の先端が調和し、とても美しい笑顔になります。笑顔の美しさを引き立てるためには、このスマイルラインの整え方も重要なポイントとなります。
スマイルラインは、人それぞれの年齢や顔の形、歯並びにより異なるため、治療においては患者さま個々のスマイルラインを考慮し、最適な歯の位置や形を調整します。マウスピース矯正やセラミック治療を行う際にも、スマイルラインを意識しながら治療計画を立てることで、笑顔がより自然で素敵に見えるよう工夫しています。

美しい口元を作るための「バランス」
歯科治療において、美しさの鍵は「バランス」にあります。歯並び、歯の色、形、そして全体の調和が取れていることで、自然で美しい笑顔になります。特に、スマイルラインを整えることで、顔全体のバランスが良くなり、笑顔が引き立ちます。
マウスピース矯正やセラミック治療を活用して、バランスの取れた口元を目指すことで、患者さまの個性が輝く自然な美しさを引き出したいと考えています。当院では、患者さま一人ひとりの個性に合わせた最適な治療プランを提案し、単に歯を整えるだけでなく、笑顔全体の美しさを引き立てることを目指しています。美しい歯並びと口元は、健康的で自信に満ちた印象を与え、周囲にも良い印象を与えるでしょう。
クリスタルデンタルクリニックは、患者さまが自然な美しさを取り戻し、自信を持って笑顔を輝かせることができるよう、最新のマウスピース矯正やセラミック治療を駆使し、バランスの取れた美しい口元を提供しています。歯の美しさを追求するなら、まずはあなたの個性に合わせた治療を選び、自然な笑顔を手に入れてください。当院では、笑顔の美しさを最大限に引き出すためのカスタマイズされた治療を提案します。

当院HPのトップページのバナーに「ジルコニアオールセラミック実例集」がございます。実例も増やしていく予定ですので、是非そちらもご参照ください。

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2024年08月22日 18:20

暑さと歯の健康~熱中症と脱水症状が及ぼす影響と予防法~

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関東地方も梅雨明けして、体感温度40度超えなどという毎日になって参りました。夏の暑さが厳しくなると、私たちの体だけでなく、口腔内の健康にも影響が及びます。特に、熱中症や脱水症状は歯や歯茎にさまざまな悪影響をもたらします。今回は、熱中症や脱水症状が口腔内に与える影響と、それらを予防するための効果的な水分・栄養の摂り方、そしてむし歯を防ぐためのスポーツドリンクの摂取方法について詳しく解説します。

熱中症と脱水症状が口腔内に与える影響

  1. 唾液の減少 熱中症や脱水症状になると、体内の水分が不足し、唾液の分泌が減少します。唾液は口腔内の健康を保つために重要な役割を果たしており、唾液の減少は口腔内の自浄作用を低下させ、むし歯や歯周病のリスクを高めます。

  2. 口腔内の乾燥 唾液が減少すると口腔内が乾燥し、細菌が繁殖しやすくなります。これにより、口臭や歯肉炎、さらに進行すると歯周病になる可能性があります。

  3. 栄養不足 熱中症や脱水症状により食欲が低下すると、必要な栄養素が不足し、歯や歯茎の健康に悪影響を及ぼします。特に、カルシウムやビタミンDなどの歯の形成に必要な栄養素が不足すると、歯の強度が低下し、むし歯や歯折のリスクが高まります。

熱中症や脱水症状にならないための水分・栄養の摂り方

  1. 定期的な水分補給 一度に大量の水を飲むのではなく、こまめに少量ずつ水分を摂ることが重要です。特に暑い日は、1時間に1回は水分補給を心がけましょう。水や麦茶、ノンシュガーのスポーツドリンクが適しています。

  2. バランスの取れた食事 バランスの良い食事を摂ることで、必要な栄養素を十分に摂取できます。特に、カルシウムやビタミンD、ビタミンCなど、歯や歯茎の健康を保つために重要な栄養素を含む食品を意識して摂りましょう。

  3. 果物や野菜の摂取 水分が豊富な果物や野菜を積極的に摂ることで、体内の水分補給をサポートします。例えば、スイカやキュウリ、トマトなどは水分が多く、夏場に適した食品です。

むし歯にならないためのスポーツドリンクの摂取方法

スポーツドリンクは運動後の水分補給や電解質補給に効果的ですが、含まれる糖分がむし歯の原因になることがあります。むし歯を防ぎつつスポーツドリンクを上手に摂取する方法を紹介します。

  1. 飲み方に注意 スポーツドリンクを口の中に長時間留めないようにしましょう。一気に飲み干すことで、糖分が歯に付着する時間を短縮できます。また、飲んだ後は口を水で軽くすすぐと効果的です。

  2. 適量を守る スポーツドリンクを飲む量を適度に抑え、必要以上に摂取しないようにしましょう。水や麦茶と組み合わせて飲むことで、糖分の摂取をコントロールできます。

  3. タイミングを考える 運動後や体が特に疲れているときにスポーツドリンクを摂取し、それ以外の時間帯は水や他の飲料で水分補給を行うようにしましょう。これにより、むし歯のリスクを減らせます。

上手に水分を補給してお口の健康をまもりましょう

夏の暑さが続く季節には、熱中症や脱水症状から体を守るだけでなく、口腔内の健康にも気を配ることが大切です。定期的な水分補給やバランスの取れた食事、果物や野菜の摂取、そしてスポーツドリンクの上手な摂取方法を実践することで、歯や歯茎の健康を保ちつつ、暑い夏を乗り切りましょう。

健康な歯を保つためには、日々のケアが欠かせません。定期的な歯科検診も忘れずに行い、問題が発生する前に対処することが重要です。健康な笑顔で夏を楽しみましょう!

虫歯やインプラント、セラミック、マウスピース矯正、ホワイトニングなど、お口のことでお困りごとがございましたら、川口駅近く徒歩3分、提携駐車場(1時間15分まで補助あり)、3時間まで無料の駐輪場も近くにございますクリスタルデンタルクリニックまでお越しください。

2024年07月22日 17:00

食いしばりとナイトガードの必要性について

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 今回は、多くの方が抱える「食いしばり」とその対策としての「ナイトガード」についてお話ししたいと思います。「みなさん、食いしばりをしていますか?」と聞かれた時、もしかしたら自分が食いしばりをしていると自覚がなく、どこか他人事のように思われている方も多いかもしれませんね。
食いしばりは、多くの人々が無意識のうちに行っている行動で、歯や顎に大きな負担をかけることがあります。これを放置すると、さまざまな問題を引き起こす可能性がありますが、ナイトガードという薄手のマウスピースを上顎に使用することで効果的に対処することができます。
食いしばりとは何か?
食いしばりとは、無意識のうちに歯を強く噛み締めることをいいます。これは、日中でも夜間でも発生することがありますが、特に寝ている間に起こることが多いです。この行動は「ブラキシズム」とも呼ばれ、次の2つの主要なタイプがあります。
  1. グラインディング(歯ぎしり): 上下の歯を擦り合わせる行動。
  2. クレンチング(噛み締め): 歯を強く噛み合わせる行動。
これらの行動は、ストレスや不安、緊張、咬み合わせの問題、または遺伝的な要因によって引き起こされることが多いです。
食いしばりが引き起こす問題
食いしばりは、短期間ではそれほど問題にならないことが多いですが、長期的にはさまざまな健康問題を引き起こす可能性があります。主な影響は以下の通りです。
  1. 歯の摩耗: 食いしばりによって歯の表面がすり減り、歯のエナメル質が損傷します。これにより、歯が敏感になり、虫歯や歯の破折のリスクが高まります。
  2. 顎関節症(TMJ障害): 長期間にわたる食いしばりは、顎の関節に負担をかけ、顎関節症を引き起こす可能性があります。これにより、顎の痛み、頭痛、首や肩の痛みが生じることがあります。
  3. 歯ぐきの退縮: 強い力で歯を噛み締めることで、歯ぐきが退縮し、歯の根が露出することがあります。これにより、知覚過敏や歯周病のリスクも高まります。
  4. 歯の破折: 強い食いしばりは、歯に亀裂を生じさせることがあります。これが進行すると、歯の一部が破折し、修復が必要になることがあります。
ナイトガードとは何か?
ナイトガードとは、寝ている間の食いしばりや歯ぎしりから歯を保護するためのマウスピースのことです。柔らかいプラスチックやアクリルで作られるマウスピースで、その人その人の歯列にフィットするように個別に作製されます。このナイトガードを使用することで、食いしばりの力を分散し、歯や顎の関節にかかる負担を軽減することができます。
ナイトガードのメリット
ナイトガードには、以下のように多くのメリットがあります。
  1. 歯の保護: ナイトガードは、歯の表面を保護し、摩耗や破損を防ぎます。これにより、歯の健康を長期間にわたって維持することができます。
  2. 顎関節の保護: ナイトガードは、顎の関節にかかる負担を軽減し、顎関節症のリスクを減少させます。これにより、顎の痛みや頭痛を防ぐことができます。
  3. 快適な睡眠: 食いしばりによる不快感や痛みが軽減されることで、より良い睡眠を得ることができます。睡眠の質が向上することで、日中のパフォーマンスも向上します。
  4. ストレスの軽減: 食いしばりはしばしばストレスと関連していますが、ナイトガードを使用することでストレスが軽減されることがあります。ナイトガードを装着することで、安心感が得られ、ストレスが緩和されることが期待できます。
ナイトガードの選び方
ナイトガードを選ぶ際には、以下のポイントに注意することが重要です。
  1. 適切なフィット感: ナイトガードは市販のものもありますが、個々の歯列に合わせて歯科医院でカスタムメイドのものを作成する方が、より効果的で快適です。
  2. 素材の選択: ナイトガードは柔らかい素材と硬い素材があります。使用目的や個人の好みに応じて、適切な素材を選ぶことが重要です。
  3. 定期的なチェック: ナイトガードは使用しているうちに劣化することがあります。定期的に歯科医院でチェックし、必要に応じて調整や交換を行うことが重要です。
ナイトガードの使用方法
ナイトガードの使用方法は非常に簡単ですが、以下のポイントを守ることが重要です。
  1. 毎晩の装着: ナイトガードは毎晩寝る前に上顎に装着することをおススメします。これにより、食いしばりから歯や顎を効果的に保護できます。
  2. 適切な洗浄: 使用後は、ナイトガードを適切に洗浄することが重要です。専用のマウスピース洗浄剤や入れ歯洗浄剤でお手入れし、しっかりと乾燥させてから保管します。多くのお宅の洗面台にある殺菌ハンドソープなどでも時には代用できます。
  3. 定期的な点検: 定期的に歯科医院でナイトガードの状態を点検し、適切にフィットしているか確認します。フィット感が悪くなった場合は、調整が必要です。
まとめ
食いしばりは、歯や顎にさまざまな問題を引き起こす可能性がありますが、ナイトガードを使用することで効果的に対処できます。ナイトガードは、歯や顎を保護し、痛みや不快感を軽減する優れたツールです。食いしばりに悩んでいる方は、ぜひ当院にご相談ください。適切なナイトガードを作成いたします。健康な歯と快適な生活を維持するために、ナイトガードの使用を検討してみてください。
尚、歯ぎしりや噛み締めを予防する目的で作るナイトガードは、健康保険適用で3割負担の場合4~5,000円程度で半年に一度作成することができます。
ご質問やご相談がありましたら、いつでも当院にお問い合わせください。皆様の健康をサポートしていきたいと思っています。

 虫歯やインプラント、セラミック、マウスピース矯正、ホワイトニングなど、お口のことでお困りごとがございましたら、川口駅近く徒歩3分、提携駐車場、3時間まで無料の駐輪場もございますクリスタルデンタルクリニックまでお越しください。
 
 
2024年05月29日 10:00

むし歯発見器 ダイアグノデント ペン ~削らずにむし歯の進度がわかる!~

ダイアグノデントペン合成_コピー

皆さま、6月4日はかつて「虫歯予防デー」であったことはご存知でしょうか?

「6(む)4(し)」のごろ合わせで覚えている方も多いかと思います。
現在は6月4日から10日までを「歯と口の健康週間」としています。
「歯と口の健康に関する正しい知識を国民に対して普及啓発するとともに、歯科疾患の予防に関する適切な習慣の定着を図り、併せてその早期発見及び 早期治療等を徹底することにより歯の寿命を延ばし、もって国民の健康の保持増進 に寄与することを目的とする。」として、厚生労働省、文部科学省、日本歯科医師会、都道府県歯科医師会、日本学校歯科医会が主催しています。
参考までに令和6年の標語は
「 歯を見せて 笑える今を 未来にも」
だそうです。全くもってその通りで良い標語ですよね。

皆さまも十分お分かりのように、現在、むし歯は予防できる唯一の疾患と言われています。
正しい管理をすることで、歯を削ったり抜髄という、いわゆる神経を抜く治療まで至らずとも、健康な歯で生活することができるのです。
もちろんそれにはご家庭での日々のメインテナンスと定期的な検診や歯科衛生士によるプロの歯のおそうじが必要になってきます。

むし歯は早期発見がとても大切ですから、当院では患者さまに積極的に定期検診を受けていただくようご案内させていただいております。
どんな疾患も進行の早い遅いはありますが、段階的に進んでいきます。むし歯も同じようにどの段階で見つけられ、どのように処置したかでその歯の運命が変わってきます。
できれば「8020運動」でうたわれているように、80歳になっても20本の歯を保っていきたいですし、一生自分の歯で食べるのが理想ですよね。
そう願う皆さんが定期的に歯科医院に通ってくださることは大変理想的なことですが、それをお迎えする歯科医院の方はどのような準備をしているのでしょうか。

 ここでお話が少し変わりますが、むし歯菌についてお伝えしたいと思います。
中でもミュータンス菌といわれるものがよく知られています。ミュータンス菌は最初ネバネバのグルカンというノリのような物質を出します。これによって歯に強力に付着して、そこでたくさんの細菌の集合体が作られます。これが増えて歯の表面の白い汚れとなったものが、プラークというものです。「むし歯予防はプラークコントロールから」といわれるのはここの部分です。それを上手におそうじしてプラークを取り去ることができればむし歯にならずに済みます。
そこがうまくコントロールされていないと、菌はお口の中の砂糖などの糖質を餌に乳酸も作り出します。そうするとプラークの中は酸性になり、接触している歯の表面のエナメル質は酸によって溶けてしまいます。この現象を脱灰といいます。この歯が溶ける状態がずっと続くと、ついには歯の表面に穴があいてしまって、いわゆる「むし歯」ができてしまいます。
むし歯の穴は外から見ると小さいのですが、空気を嫌う菌ですので、空気のない歯の中へ中へと進行します。外からみて小さな黒い点でも中がすっかりむし歯菌にやられているということが結構あるものです。
以前はそれを少し削ってみて中の様子を目視するという診断方法が主でした。
現在はなるべく歯を削らないという治療になってきています。
その為に歯科医師、歯科衛生士は検診の際にむし歯を逃さないように、目をさらのようにしてチェックしています。
ただ、人間のする検査ですから、どうしても見落としや見間違い、勘違いなどそういった微妙なインシデントがつきまといます。

 そこでお話が最初に戻りますが、当院では患者様の少しのむし歯も見逃さないよう、むし歯発見器「ダイアグノデント ペン」という検査器具を用意させていただいております。
これによって、むし歯の状態を数値で管理できるようになり「見つけてすぐに削る治療」から「進行状況に合わせて適切な管理をする治療」へと歯科医院での治療内容を変化させていくことができるようになって参りました。
これまで数値でむし歯の進行状況などを診査・診断するシステムは確立されていませんでした。「ダイアグノデント ペン」は歯にそっと沿わせ、歯面に低出力のレーザー光を照射するだけなので、痛みもなく、小さなお子様や妊婦の方にも安心してご使用いただけます。また測定された数値でむし歯の進行状況をわかりやすく説明できます。従来の目視による検査とむし歯を見誤りそうな「あやしい箇所」にこの「ダイアグノデント ペン」を使用した検査を組み合わせることで、むし歯の発見率、見極めの精度がぐんと上がります。
ただし、この装置は主に歯の噛む面の溝のむし歯を検知するものなので、歯と歯の間のむし歯の有無などは従来のように人の目で確認するしかありません。
今までの方法と新しい検査器具の併用の結果、1本の歯をめぐってストーリーは変わっていきます。
もちろん何ごともなく、そのまま患者様のセルフケアと予防に励んでいただくことがベストです。
もしもむし歯らしきものが発見された場合は患者様にむし歯は感染症であることをご理解いただき、むし歯について知っていただかなくてはなりません。そして幸いにも穴が開いていない歯については経過観察をしながら歯が自ら治ろうとする「再石灰化」に導くようなメインテナンスを行いますし、患者様にもそれを心がけていただかなくてはなりません。
残念ながら穴が開いてしまった歯についてはそのむし歯の進度に合わせた積極的な治療が必要になってきます。
いかがですか?当院で導入しておりますダイアグノデント ペンの検査は必要に応じて行っております。
技術や検査機器の進歩が皆さまの健やかな歯の維持に役立っていくことを当院は願っています。


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2024年05月02日 18:00

PMTCについてのお知らせ

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2024年4月より当院の歯のクリーニングのシステムを改定させていただきます。 最近お問い合わせの多い自由診療の歯のおそうじ「PMTC」(Professional Mechanical Tooth Cleaning)の内容をしっかりと確立しました。 詳しくはHP内サイドメニューから予防歯科をご覧ください。
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2024年04月01日 12:30

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