お盆休みに歯が痛くなるのはなぜ?~原因と自宅でできる応急処置~

もうすぐお盆休み。
仕事や家事、学校の忙しさから解放され、家族や友人と過ごしたり、旅行や帰省を楽しむ大切な時間です。
ところが、このタイミングで「歯がズキズキ痛み出した」という経験はありませんか?
「なぜお盆になると、歯が痛くなるの!?歯医者も休みなのに…」と感じたことがある方は多いはずです。
お盆休みになると歯が痛くなる原因
1. 緊張が解けて痛みを感じやすくなる
平日は仕事や家事で常に気を張っており、多少の痛みを脳が無意識に抑え込んでいることがあります。
お盆休みで気持ちが緩むと、その抑えが外れ、潜在的な歯の痛みが表面化することがあります。
2. 食生活の変化
お盆は冷たいジュースやアイス、甘いお菓子、バーベキューなど、普段より糖分や刺激の多い食事が増えます。
これが虫歯や知覚過敏、歯ぐきの炎症を刺激し、痛みを引き起こします。
3. 潜んでいた炎症の悪化
進行中の虫歯や歯周病が、免疫の変化や血流の変動によって急に症状を悪化させる場合があります。
また、疲労や夏の暑さによる体力消耗で免疫が下がり、細菌が活発化してしまうことも原因の一つです。
4. 夏特有の体調変化
高温多湿の日本の夏は、体にとって負担が大きく、自律神経の乱れや脱水、睡眠不足を引き起こしやすい季節です。
これらが免疫力の低下につながり、歯の炎症や痛みを悪化させることがあります。
歯医者がお休みのときの応急処置とセルフケア
お盆中に歯が痛くなった場合は、慌てずに次のセルフケアを試してみてください。
※あくまで一時的な対処であり、根本的な治療には歯科受診が必要です。
1. 鎮痛薬を正しく使う
市販のロキソニンやイブプロフェンなどの鎮痛薬を用量を守って服用します。
持病や薬のアレルギーがある場合は必ず薬剤師・医師に相談してください。
2. 患部を冷やす
冷たいタオルや保冷剤をタオルで包み、頬の外側から軽く当てます。
熱感や腫れをやわらげる効果があります。冷やしすぎや直接氷を当てることは避けましょう。
3. 刺激の少ない食事を心がける
硬い物・甘い物・熱すぎる物・冷たすぎる物は避け、やわらかい食事にしましょう。
痛みが強い側では咀嚼せず、反対側でゆっくり噛むのがおすすめです。
4. お口を清潔に保つ
痛みのある部位も、できる範囲でやさしくブラッシングします。
殺菌作用のあるうがい薬や洗口液を使うのも有効です。
歯磨きがしづらいときは、こまめなうがいで汚れを洗い流しましょう。
5. 絶対に避けたい行為
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腫れを押して膿を出そうとする
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自分で歯を削ったり触ったりする
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お酒や熱いお風呂で温める
これらは炎症を悪化させる可能性があるため注意が必要です。
お盆前のセルフチェックリスト
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冷たい物や甘い物がしみる
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噛むと歯や歯ぐきに違和感がある
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歯ぐきが腫れている、出血しやすい
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詰め物や被せ物がグラグラしている
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口臭が強くなった気がする
ひとつでも当てはまる場合は、お盆前またはお盆明け早めの受診がおすすめです。
お盆明けは早めの歯科受診を
応急処置はあくまで一時的な痛みのコントロールです。
お盆が終わったら、早めに歯科医院を受診し、原因の根本治療を受けましょう。
放置すると症状が進み、治療期間や費用が増える可能性があります。
当院のお盆中の診療スケジュール
川口駅近くのクリスタルデンタルクリニックは、
8月11日(月)と13日(水)以外は診療しています。
一部診療時間に変更がありますので、ご来院の際は必ずホームページのGoogleカレンダーで最新の診療時間をご確認ください。
長期休暇は、心も体もリラックスできる貴重な時間。
しかし歯の痛みが出ると、せっかくのお盆も楽しめなくなります。
もし「ちょっと違和感があるな」と感じたら、お盆明けに早めのチェックをおすすめします。
虫歯やインプラント、セラミック、マウスピース矯正、ホワイトニングなど、お口のことでお困りごとがございましたら、川口駅近く徒歩3分、提携駐車場(1時間15分まで補助あり)、3時間まで無料の駐輪場も近くにございますクリスタルデンタルクリニックまでお越しください。