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「歯のおそうじ」にも、いろいろな意味があります ― 検診・クリーニング・SPT・SRP・エアフローを正しく知る ―

検診予約済み女性_コピー

歯科医院でよく使われる
「検診」「クリーニング」「おそうじ」という言葉。
どれも同じように聞こえるかもしれませんが、
実は歯科で行うおそうじには、
目的や役割の違ういくつかの段階があります。
それを知っていただくことで、
「なぜ通院の間隔が人によって違うのか」
「なぜ今日はこの方法なのか」
が、少し分かりやすくなると思います。
 

通院の間隔が人によって違う理由

定期検診は6か月に一度、
というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
一方で、
4か月、2か月、1か月と
通院の間隔が違う方もいらっしゃいます。
これは決して、

  • きれい・きれいじゃない
  • ちゃんとしている・していない
といった評価の違いではありません。
人の口の中は、それぞれ違うからです。
歯ぐきの状態、
歯周ポケットの深さ、
出血の有無、
これまでの治療歴、
生活習慣や体質。
それらを総合して、
今の状態を無理なく保つための通院ペースを考えています。
 

〇M(Month)って、どういう意味?

歯科でお伝えしている
〇M(Month)とは、
「〇か月に一度、今の状態を確認し、必要なおそうじを行いましょう」
という“通院の目安”のことです。
(医院では、〇Mと表記することがあります)
たとえば、
  • 2M(2か月)

     → 2か月に一度の管理で、
     歯ぐきや歯周ポケットの状態が安定しやすいと判断しています。
  • 4M(4か月)

     → 4か月に一度の確認で、
     汚れの付き方や歯ぐきの変化を無理なくコントロールできる状態です。
  • 6M(6か月)

     → 日々のセルフケアがうまくできており、
     歯や歯ぐきの状態も安定しているため、
     6か月に一度の確認とクリーニングで十分と判断しています。
〇M(Month)は、
「できている・できていない」を決めるものではありません。
歯を悪くしないためのペース配分として、
その方ごとに考えています。
 

さまざまな歯科のおそうじ

定期検診やクリーニングとは

― 予防のためのおそうじ ―

  • プラーク(歯垢)
  • バイオフィルム
  • 歯ぐきの状態
を確認し、
今の健康を維持するための予防が目的です。
治療をする段階ではなく、
「問題が起きていないかを確認し、リセットする」
そんな位置づけのおそうじです。
 

SPTとは

― 治療後に続くメインテナンス ―
SPT(サポーティブ・ペリオドンタル・セラピー)は、
歯周病などの治療が終わったあとに行う、
状態を安定させるための定期管理です。
予防と治療の中間にあたるケアで、
再発を防ぐために続けていきます。
 

SRPとは

― これは「おそうじ」ではなく治療です ―
SRP(スケーリング・ルートプレーニング)は、
歯ぐきの中、
歯周ポケットの深い部分に付着した汚れを取り除く
歯周病の治療です。
場合によっては麻酔を使い、
複数回に分けて行うこともあります。
「少し念入りなクリーニング」とは違い、
治療として必要な方に行う処置です。

 道具が変わるのには、理由があります

どこを、何の目的でケアするかが違うので、同じ「おそうじ」でも、
方法が変わるのは自然なことなのです。
エアフローは、
微細なパウダーと水、空気を使い、
歯の表面に付着した汚れを洗い流す方法です。
歯をこすらず、
汚れを浮かせて落とすため、
コーヒーや紅茶、ワインなどによる
着色(ステイン)や、
歯の表面に付着したバイオフィルムの除去に適しています。
一方で、
歯石や、歯ぐきの中の深い部分に付着した汚れは、
エアフローだけでは十分に対応できません。
その場合は、
超音波スケーラー
手用(ハンド)スケーラーを使って、
必要な部位を確実に取り除いていきます。
また、
必要に応じて
ハンディコントラによる研磨を行い、
歯の表面をなめらかに整えます。

歯科のおそうじでは、
毎回同じ器具や手順を
あらかじめ決めて行っているわけではありません。
汚れの付き方、
歯ぐきの反応、
歯周ポケットの状態などを確認し、
その日の口腔内に合わせて
必要なケアを組み立てています。
どの器具を使うか、
どこまで介入するかは、
歯科衛生士が
現在の状態を見て判断しています。
同じ方でも、
前回と今回で
方法が変わることがあります。
フロス一本でも、
その日は通す、通さないの判断が変わることがあります。
それだけ、お口の中には一人ひとりの幅があり、
状態は日々少しずつ変化しています。

おそうじの「しすぎ」にも注意が必要です

きれいになると、
「もっと頻繁にした方がいいのでは」
と思われることもあります。
しかし、
状態が安定している場合は、
必要以上に触らないことも大切です。
そのため、
今の状態に合わせてお伝えしている
〇M(通院の目安)には、きちんと意味があります。
 

〇Mを、生活の中にどう組み込むか

忙しい毎日の中で、
「6か月先の予定なんて分からない」
そう思われる方も、もちろんいらっしゃいます。
人生で大切にしているものは、
人それぞれ違い、
生活はそれぞれがその時に大切にしているものを中心に回っています。
そんな中で、
歯のメインテナンスをとても大切にされている方が
いらっしゃるのも事実です。
そういう方は、
歯科を生活の中心にしているわけではなく、
歯のメインテナンスを
ライフワークバランスの中の一部として、
静かに組み込んでいるように感じます。
私たちも、
その姿勢は見習いたいものだなと、
日々感じています。
 

あなたの〇M(通院の目安)は、あなたの生活に寄り添うもの

歯科のおそうじやメインテナンスは、
管理されるためのものではありません。
ご自身の生活を大切にしながら、
歯を守るためのひとつの目安です。
無理のないペースで、
ご自身に合った〇Mを
生活の中に取り入れていただけたらと思います。
 
虫歯やインプラント、セラミック、マウスピース矯正、ホワイトニング、ボツリヌストキシン治療など、お口のことでお困りごとがございましたら、川口駅近く徒歩3分、提携駐車場(1時間15分まで補助あり)、3時間まで無料の駐輪場も近くにございますクリスタルデンタルクリニックまでお越しください。
 
 

2026年01月26日 20:00

そごう川口店より移転

クリスタルデンタルクリニック

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