ちょこちょこ食べは要注意!虫歯予防デーに見直したい習慣

ちょこちょこ食べってなに?
「ちょこちょこ食べ」とは、決まった食事時間以外に何度も食べ物や飲み物を口にする習慣のこと。たとえば、テレビを観ながらお菓子をつまんだり、お仕事中隙間時間での「ながら食べ」、コーヒーや甘い飲み物を何度も飲んだりする行為が該当します。実はこの「ちょこちょこ食べ」、虫歯の大きな原因の一つなんです。
なぜちょこちょこ食べが歯に悪いの?
口の中では、食べ物を摂取すると酸が発生し、歯の表面(エナメル質)が溶け始めます(脱灰といいます)。しかし、時間が経つと唾液の働きで酸が中和され、再び歯が修復されていきます(再石灰化)。このサイクルには時間が必要ですが、ちょこちょこ食べをしてしまうと、口の中がずっと酸性の状態になり、歯が修復する暇がありません。これが虫歯のリスクを大きく高めてしまうのです。
特に注意が必要なのは、以下のようなケースです。
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・甘いお菓子を一日中ちょこちょこ食べる
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・甘い飲み物(清涼飲料水・スポーツドリンク・カフェラテなど)を何度も口にする
・食事の時間をしっかり切り分けず、何かをしながらその合間に食事を済ませてしまう -
・食事の合間に頻繁にガムや飴をなめる
食べたあと、すぐに歯磨きできないときは?
お仕事や外出先で、食後すぐに歯を磨けない場面も多いですよね。そんなときは、以下のような工夫を取り入れてみてください。- ・お水やお茶で口をゆすぐ:食後にお水や無糖のお茶で口をゆすぐだけでも、酸の中和を助け、食べかすを洗い流すことができます。
- ・キシリトール入りのガムを噛む:唾液の分泌を促進し、虫歯菌の働きを抑える効果が期待できます。
- ・間食の回数を減らす:どうしてもおやつを楽しみたい場合は、時間を決めてまとめて食べるようにしましょう。
ちょこちょこ食べ+油断=虫歯の進行
「ちょこちょこ食べをしていても、歯が痛くないから大丈夫」と思っていませんか?虫歯は初期段階では痛みが出ないことが多く、自分では気づきにくいのが特徴です。
そこで重要なのが定期的な歯科検診です。
虫歯や歯周病は、進行してから治療するよりも、早期に見つけて予防的に対処することが最も効果的です。特に、ちょこちょこ食べの習慣がある方は、虫歯リスクが高いため、定期検診でプロのチェックとクリーニングを受けることを強くおすすめします。
虫歯予防デーを機に、生活習慣と歯科検診を見直してみませんか?
虫歯は放っておくと進行し、痛みや治療の負担だけでなく、大切な歯を失う原因にもなります。虫歯予防デーをきっかけに、「ちょこちょこ食べ」の習慣を見直し、定期的な歯科検診を生活の一部に取り入れることが、将来のお口の健康を守る第一歩です。当院では、患者さま一人ひとりの生活スタイルに合わせた予防ケアや、ちょこちょこ食べ対策のアドバイスも行っております。お気軽にご相談くださいね。
虫歯やインプラント、セラミック、マウスピース矯正、ホワイトニングなど、お口のことでお困りごとがございましたら、川口駅近く徒歩3分、提携駐車場(1時間15分まで補助あり)、3時間まで無料の駐輪場も近くにございますクリスタルデンタルクリニックまでお越しください。
2025年06月02日 19:00