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2026年5月の記事:ブログ

6月4日は「むし歯予防デー」 むし歯は“生活習慣病”です ── でも、誰かを責めるための言葉ではありません

夜のリビングで母親の膝に頭をのせながら仕上げ磨きを受ける幼児と見守る父親
6月4日は「むし歯予防デー」です。
この時期になると、
「しっかり歯を磨きましょう」「甘いものを控えましょう」
といった言葉を目にする機会も増えます。
もちろん、どちらも大切なことです。
ですが実際の子育ては、そんなに簡単ではありません。
毎日の仕上げ磨き。
嫌がって逃げ回る子。
口を開けてくれない夜。
疲れ切って「今日はもう無理…」と思う日。
「ちゃんとやらなきゃ」と思うほど
苦しくなってしまう保護者の方も少なくありません。
今回は、“むし歯予防”を少し違う角度から考えてみたいと思います。

むし歯は「生活習慣病」と言われています

むし歯は、単に「歯磨きをしなかったからできるもの」ではありません。
  ・食べる回数
  ・飲み物の内容
  ・間食のタイミング
  ・唾液の量
  ・口呼吸
  ・歯並び
  ・歯の質
毎日の生活リズムこうした様々な要素が重なって起こります。
つまり、むし歯は“毎日の積み重ね”と深く関係している病気です。
そのため、医療の世界では「生活習慣病」のひとつとして考えられています。
ただし、この言葉は決して「親の努力不足」という意味ではありません。

子どもによって、本当に違います

同じように育てていても、
  むし歯になりやすい子
  なりにくい子
  歯磨きを嫌がる子
  自分からやりたがる子
驚くほど違いがあります。
特に小さなお子さんの場合、
「どうして嫌がるのか分からない」
「毎日格闘になってしまう」
というご相談はとても多くあります。
最近では「発達特性」や「感覚過敏」という言葉を聞く機会も増えましたが、実際には、
  何が苦手なのか
  なぜ嫌なのか
  どう対応すると楽になるのか
すぐに分かるとは限りません。
保護者の方自身も、毎日の生活に追われながら手探りで向き合っています。
だからこそ、「できていないこと」だけを見るのではなく、私たち医療側も、その背景を理解しながら関わることが大切だと考えています。

「完璧」を目指しすぎなくて大丈夫です

SNSや育児情報を見ると、

  ・毎日丁寧に仕上げ磨き
  ・おやつ管理
  ・フロス習慣
  ・甘い飲み物ゼロ
そんな理想的な情報がたくさん流れてきます。
でも現実は、
  仕事で帰宅が遅い
  兄弟のお世話がある
  子どもが疲れて寝てしまう
  保護者自身もヘトヘト

そんな日もあります。
子育ては、“正解通りに続ける”ことよりも、“続けられる形を探すこと”の方がずっと大切です。

むし歯予防は、「責める」ではなく「整える」

むし歯ができると、
「もっとちゃんと磨けばよかった」
「甘いものを食べさせすぎたかも」
と、自分を責めてしまう保護者の方もいらっしゃいます。
ですが、むし歯予防は“誰かを責めるため”にあるものではありません。
大切なのは、

 ・今のお口の状態を知ること
 ・無理のない習慣を少しずつ整えること
 ・子どもに合った方法を一緒に探していくこと

です。
そしてそれは、子どもだけではありません。
実は大人のむし歯も、同じように生活習慣と深く関係しています。

「お口の機能」を支えることも、これからの歯科医療です

最近では、単に「むし歯を治す」だけでなく、

  食べる
  飲み込む
  口を閉じる
  話す

といった、お口の機能そのものを支えることも重視されるようになってきています。
歯だけを見るのではなく、その子の生活や成長の背景まで含めて考えていく。
そんな関わり方が、これからますます大切になっていくのかもしれません。

子どもも、大人も、「続けられる予防」を

むし歯予防は、一日だけ頑張るものではありません。

完璧を目指して苦しくなるより、
そのご家庭に合った形で、少しずつ続けていくこと。
それが、長い目で見た“お口の健康”につながっていきます。

歯科医院では、

  🦷フッ素塗布
  🦷シーラント(奥歯の溝をむし歯から守る予防処置)
  🦷歯みがきのサポート
  🦷歯ぐきの炎症チェック
  🦷生え変わりや歯並びの確認
  🦷磨き残しや生活習慣のチェック

など、ご家庭だけでは難しい部分を一緒に支えていくことができます。

特に、生えたばかりの永久歯の奥歯は溝が深く、磨き残しも起きやすいため、むし歯予防のためにシーラントを行うこともあります。

小さなお子さんの中には、歯ぐきが赤く腫れていたり、磨こうとすると強く嫌がったりする子もいます。
だからこそ、「家だけで頑張らなきゃ」と抱え込まなくて大丈夫です。

そして私たちは、定期的にお子さんを連れて来てくださる保護者の方の姿を、日々しっかり見ています。

忙しい中で時間を作り、嫌がる日も連れて来て、何度も声をかけながら通院を続けること。
それは決して簡単なことではありません。

でも、その積み重ねは、ちゃんとお子さんに伝わっています。

「歯を大切にすること」だけではなく、
“自分は大切にされている”という感覚として、きっと心のどこかに残っていくと思います。

私たちも、その時間を大切にしながら、親子のお口の健康を支えていければと思っています。

 

虫歯やインプラント、セラミック、マウスピース矯正、ホワイトニング、ボツリヌストキシン治療など、お口のことでお困りごとがございましたら、川口駅近く徒歩3分、3時間まで無料の駐輪場も近くにございますクリスタルデンタルクリニックまでお越しください。

2026年05月27日 16:00

最近、むせやすくなっていませんか? ── 「食べる・話す・笑う」を支える、お口の機能の話 ──

食事と会話を楽しむ中高年女性2人 口腔機能低下症に関わる噛む・話す力のイメージ
「最近、お茶でむせることが増えた」
「話し始めに咳き込むことがある」
「食事に時間がかかるようになった」
そんな小さな変化を感じることはありませんか?
お口の機能の変化は、
ある日突然起こるものではなく、
日々の生活の中で少しずつ現れてくることがあります。
現在の歯科医療では、
むし歯や歯周病の治療だけでなく、

 ・食べる力
 ・飲み込む力
 ・話す力

といった“お口の機能”を守ることも、
大切なテーマの一つになっています。
その考え方の一つが、
「口腔機能低下症(こうくうきのうていかしょう)」です。

年齢とともに、“意識して使うこと”が大切になってきます

私たちは普段、
食べることや話すことを自然に行っています。

ですが実際には、

 ・舌
 ・頬
 ・唇
 ・喉まわりの筋肉
 ・神経の働き

など、多くの機能が連携して動いています。

若い頃は、
特別なことをしなくても、
しっかり噛み、
自然に飲み込み、
長く会話をしても疲れにくかったかもしれません。

ですが年齢とともに、
筋力や神経の働き、
唾液の分泌、
感覚の鋭さなどは少しずつ変化していきます。

これは足腰と同じです。

若い頃は意識しなくても自然に歩けていた方でも、
年齢とともに、
散歩やストレッチを意識するようになることがあります。

それと同じように、

「噛む」
「飲み込む」
「話す」

といったお口の機能も、
年齢を重ねるほど、
“意識して使うこと”が大切になっていきます。

特別なことをするというより、
日常の中で、
しっかり噛む、
会話をする、
お口を動かす。

そうした小さな積み重ねが、
お口の機能を保つことにつながっていきます。

「年齢のせい」だけではないこともあります

口腔機能の変化は、
高齢の方だけに起こるものではありません。

 ・やわらかいもの中心の食事
 ・会話の減少
 ・口呼吸の習慣
 ・お口を動かす機会の減少
 ・歯の本数の減少

こうした生活習慣によって、
少しずつお口の筋肉を使う機会が減ることがあります。
その結果、
 ・むせやすい
 ・飲み込みづらい
 ・滑舌が落ちる
 ・お口が乾きやすい

といった変化につながることがあります。

お口の機能は、全身の健康ともつながっています

飲み込む力が低下すると、
食べ物や唾液が気道に入りやすくなることがあります。
これを「誤嚥(ごえん)」と呼びます。
特に高齢の方では、
誤嚥がきっかけとなる「誤嚥性肺炎」が、
健康に大きく関わることもあります。
もちろん、
必要以上に不安になる必要はありません。
ですが、
血圧や足腰の筋力を気にかけるのと同じように、
「食べる力」
「飲み込む力」
「話す力」
にも目を向けることは、
これからの健康や生活の質を考えるうえで、
とても大切です。

当院で大切にしていること

口腔機能の変化は、
数値だけで判断できるものばかりではありません。
そのため当院では、
必要に応じて、

 ・食事中のむせ
 ・咳払いの増加
 ・食べにくさ
 ・お口の乾燥
 ・舌やお口の動き
 ・「パ・タ・カ」など発音の様子
 ・残っている歯の本数

などを確認しながら、
日常の変化も含めて総合的に状態をみています。
また、
飲み込みに関する問診票(聖隷式嚥下質問紙)なども活用し、
必要に応じて簡単な確認を行っています。
当院では、
「検査のための検査」ではなく、
日常生活の中で感じている違和感を大切にしながら、
その方に合ったかたちで状態をみていくことを大切にしています。

小さな積み重ねが、お口の力につながっていきます

お口の機能は、
年齢だけで決まるものではありません。
毎日の使い方や、
ちょっとした意識によって、
少しずつ変わっていく部分があります。
そして、
取り組みを続けることで、

 ・むせにくくなった
 ・食事がしやすくなった
 ・会話がしやすくなった
 ・お口が動かしやすくなった

そんな変化がみえてくることもあります。
当院では、
「衰えを指摘するための診療」ではなく、
これからも、
食べること、
話すこと、
笑うことを楽しめるよう、
一緒に状態をみながら取り組んでいくことを大切にしています。

必要に応じて、
ご自宅でも取り組める簡単なお口のトレーニングや、
日常で意識しやすいポイントをまとめたシートなどもお渡ししています。
気になる変化がありましたら、
どうぞお気軽にご相談ください。

 

もっと詳しくお知りになりたい方はこちらをクリックしてください。

⇩   ⇩   ⇩
口腔機能低下症


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2026年05月14日 11:00

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